井波彫刻と象嵌技法で装飾した玄関ドア「輝」

玄関ドアは、家の顔です。
来客がまず目にする部分であり、あらゆる面で「家」を見ていただく部分でもあります。
マンション、アパート等では勝手な取り換えがむつかしい部分ですが、一軒家ではこだわりを持ったドアこそ「家」が栄えるというものです。

本ドアの特徴は、「象嵌」と呼ばれる千年以上も前に日本に伝来した技法で、異なる木を組み合わせる独特の装飾技法です。

象嵌技法は、日本では装飾技法として発達しましたが、沈金や蒔絵といった別の技法に取って代わられた側面があり、象嵌技法の難易度の高さから継承する職人も少なく、現在では希少な技法として用いられています。

古い技法ではございますが、私ども河島建具では、新しい建具を生み出す技法のひとつとして、積極的に象嵌技法を取り入れております。

井波彫刻コラボ商品

前田利長公が領地を与えた大工衆が祖となった秀逸な木彫りの技法

井波

 富山県南砺市井波は古くから瑞泉寺を中心に発展した地域です。
瑞泉寺本堂には彫刻が施されており、再建のために京都本願寺より御用彫刻師が派遣され井波大工十人衆の数名が彫刻の技法を学んだことが井波彫刻の始まりと言われています。
すべての作業をのみだけで仕上げる技法は職人の技術に大きく左右されます。
井波の彫刻師は何百年もかけて培ってきた技法を後世に伝え続け他に類を見ない秀逸な木彫りを今も生み出しています。

井波彫刻の歴史

 井波彫刻は、浄土真宗大谷派井波別院瑞泉寺と深いつながりを持っています。瑞泉寺は明徳元年(1390年)本願寺五代綽如上人によって創建されましたが、いく度か焼失し、その都度再建されてきました。
特に宝暦・安永年間(1763〜1774年)の再建のおり、京都本願寺の御用彫刻師前川三四郎が派遣され井波拝領地大工がこれについて習ったのが、その起源とされています。

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